4月6日(月)子どもたちの笑顔
ぽかぽか陽気、桜も嬉しそうだ。朝早めに市内へ行き、10時からは荻浜保育所入所式に出席した。きりん組、うさぎ組、りす組の5・4・3歳の全クラスで5名の入所だが、来賓は倍以上だ。保育所、保護者、地域のリンクがうまくいっているが東日本大震災での人口流失で児童の激減は厳しい運営だ。それでも、可愛い子どもたちには元気づけられる。
終了後、地元で干潮で久しぶりに地元住民の潮干狩りが見られた。午後からは曇り空、夕方にはポツリポツリと雨、河北新報の報道のように、『<何度も見直し>4500戸の災害公営住宅の建設を予定する石巻市。被災地で最多となる計画戸数のうち、2割は場所さえ確定していない。候補地にはいまも多数の仮設住宅が並んでいる。 災害公営住宅の建設も国費の投入が堅持される見通しとはいえ、将来にわたって施策転換がないという保証はない。一方、被災者側にも時間の経過とともに、子の独立や高齢者の施設入所といった変化が出ており、建設の計画戸数は常に見直しを迫られる。 「そもそも地域ごとに被災程度は違う。住宅再建は集中復興期間内で終わるもんじゃない」。石巻市復興住宅課の後藤寛課長が嘆く。 「震災5年」という一方的な区切りに戸惑う被災地。陸前高田市で住宅再建支援に当たる「北方建築総合研究所」(北海道旭川市)の鈴木大隆副所長は言う。「真のまちづくりは5年や10年では完了しない。国も含めた総力戦で臨む必要がある」 東日本大震災から5年目を迎えた被災地に暗雲が漂っている。集中復興期間が15年度で終了するのに伴い、国の支援が先細る恐れがあるためだ』元気な子供たちの笑顔のために急転する天気ではなく、しっかり見据えて対応していただきたい。