4月14日(火)三陸復興国立公園
「春告魚」の異名を持つコウナゴ(小女子)の試食会が、仙台市若林区の市中央卸売市場で行われた。おいしい食べ方を知ってもらおうと水産卸の仙台水産が、市場関係者にコウナゴ汁とつくだ煮を提供した。同様に、過日食べ方を知らないという方々が居たので妻が作った「くぎ煮」を紹介した。小女子 1㎏に砂糖250g、酒50㏄、みりん150㏄、醤油200㏄、生姜で作る。 東日本大震災前に、漁協で小女子祭りを大勢の来客のもとで開催したことを思い出した。福貴浦漁港(鹿立地区)で小女子漁、正式には火光利用敷網漁業の漁法を実施して見せたり、あー懐かしい。
さて、石巻市役所に「祝 三陸復興国立公園」の幟。これは、気仙沼市から石巻市にまたがる南三陸金華山国定公園(総延長180キロ)が先月31日、環境省による三陸復興国立公園に編入されたからだ。思いに更けてばかりいられない。この三陸復興国立公園は、2013年に環境省が被災地支援として計画したもので、これまでは青森県から気仙沼北部までの三陸沿岸の国立公園、県立公園を範囲としていた。この度の編入により公園内の自然保護や体験プログラムが整備されるほか、自然歩道「みちのく潮風トレイル」」のルート設定、さらにこれまで地元現在休校中の荻浜小学校の児童と「金華山道」の利用などの試みができ、地域の観光振興に役立つなど期待は大きい。歴史を踏まえつつ新たな展開だ。