5月18日(月)イノベーション
10時半に桃浦へ行く。11時から「多機能・かき高圧処理機」実演見学会に出席するためだ。いろいろ特区問題で話題となった、桃浦かき生産者合同会社は神戸製鋼所と共同で、カキ専用の自動殻むき機を開発した。カキ剥き従事者の高齢化、東日本大震災で集落からの人口流出で剥き子さん確保に限界、生産能力の限界などが背景となり、解決方法を模索していた。剥き子の12人~15人分に匹敵する処理能力を持つ機械導入で省力化する。1台は1億円で、これまで開発要した経費は2億円だと説明を受けた。横型(水平方式)の本体前方にカキを入れ20~25個の個体が円柱の容器に3個に入れ水を注入、蓋をかぶせて搬送処理機の中に入りスライドし1,800気圧まで上げていく(ここで滅菌効果、尚、4,000気圧まで上げるとノロウイルスが減少するという海外論文がある)待つこと10分でコンベアで運ばれカキは剥き子さんの前にすでにナイフを使わず手だけで取り出せる。能力は1日10時間×年間180日稼働した場合年間60トン~70トン剥き身が可能であると。
国、県はもとより筑波大の貝島先生や東京海洋大学 勝川先生、関西学院大野呂先生達とお会いしお話しした。イノベーション、浜からの発信だ。