7月29日(水)覚悟
今日も朝から暑い。この暑さのように、江戸から明治維新にかけて近代国家を目指して活躍した人達の書物を読んでいると心が熱くなる。元石巻市教育長阿部和夫先生の得意な戊辰戦争ももっと深く携わっていればなあと今更ながら思う。今日の日本経済新聞春秋に『日本の歴史のなかで「県」は長いあいだ、影が薄かった。行政単位としては古来、ほとんど用いられずにきたのだが、明治維新のときに不意に表舞台に顔をのぞかせる。新政府は旧幕府の直轄領のみ「県」と名づけ、以前からの「藩」と併存する体制でしのごうとした。しかしこんなやり方では甘い、と歯がみしていた大久保利通ら一部の指導者は明治4年7月14日、クーデター的に廃藩置県を断行する。芽を出しておいた「県」を、このとき一気に全国に広げたのだ。これにより中央集権の国づくりは大きく進んだ。はじめは300余もあったのが次第に統合されて現在のかたちができる。「県勢」「県下」「県人」……。昨今は「ケンミンショー」なる番組もある。なにかにつけて「県」単位で考える日本人だが、ずいぶん曲折の過去があるわけだ。参院の「1票の格差」是正のため、鳥取と島根、徳島と高知の合区を盛り込んだ改正公職選挙法がきのう成立したのも、「県」の新たな曲がり角かもしれない』と興味深い話が載っていた。
覚悟について思いを一層にした。午前中は、牡鹿総合支所とおしかのれん街の間のイベントに参加した。熱いぞ牡鹿、鯨カレーなど正味し感激。自宅でマイクロソフトのWindows10をダウンロードしたが、無償の覚悟も優れたものだ。女川経由で高政に寄り、渡波で岡部君と懇談。夜は、夢まき座で稽古、そろそろ覚悟決めての台詞だ。