10月27日(火)伝え

 我が家の菩提寺吉祥寺、曹洞宗だ。その開祖道元禅師が読んだ『春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり』は、1247年(宝治元年)鎌倉で北条時頼(同夫人とも)の求めで詠んだとされる題詠十首の内。題の「本来面目」に即すると、本来備わる真実のすがたを説く禅の思想の暗喩になる。「すずし」は精神が快く清らかなさま。四季の景物を列挙して、推移する自然のさまを観想すれば清くすみきった境地が得られることをいう。自然と人間のありのままのすがたを示唆する歌で、日本ならではの四季を歌い上げた名歌である。という解説だ。
 各選挙の投票率の低下について、各紙は政治が良くないことや票を投じても変わらないなどなど言われているが「すずし」が大事だ。朝夕の寒さと日中の暖かさとでは気温の差が大きい。自然の中で体感することしかりだ。思いが伝わる子どもの絵の件や観光ルートの件で観光協会と市役所、昼は女子高生の母が横断歩道の信号機が遮られ見えないことなどで現場を見て早速対応。夜は石巻日和ライオンズクラブと石巻中央ライオンズクラブの合同例会で手話教室が石巻グランドホテルで開催され出席した。伝える手法をしっかりと学びたい。

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