1月9日(土)化かす
朝、石巻氷点下-2度、気仙沼は雪、ラジオから流れるニュースだ。沿岸部も氷点下か、一方で、仙台市は、震災の発生から5年間の復興計画が今年度末で終了することから、新たに来年度から5年間の復興やまちづくりの基本的な方針をまとめた「政策重点化方針」を発表したというニュースだ。復興事業の折り返し地点で先に宮城県村井知事もコメントしていた。仙台市は、まちづくりのテーマとして▽地域の活性化による人口減少社会への対応、▽地下鉄東西線の活用、▽震災の経験を踏まえた「防災環境都市」の確立の3つを重点目標として掲げ、「防災環境都市」の確立に向けている。最大の被災地石巻市からも情報発信したいところだ。
ところで、今朝の日本経済新聞春秋に美しい「言葉」について一考、『近年では「加速化」という言葉だ。前後の脈絡からすると「加速」と同じ意味だとしか思えない。耳にしたり目にしたりするたびに「馬から落馬した」とか「落馬して落ちた」といった言い回しに触れたような、居心地の悪さを覚える。わけても情けない気分を誘うのは、霞が関や永田町でこの言葉が目立っていることだ。・・・』だ。そういえば、「危険が危ない」や「一泊の泊まり」など国語の事業で指摘されていたことを思い出し「頭痛が痛い」的な感じだ。簡潔かつ素直に「加速して」と言えば済むが、やまとことばでは「速めて」となるらしい。結びで。『そういえば「化」という字は「化かす」とも使う。「加速化」には深い意味が込められている、のかもしれない。』と。化かしてはならない。