2月13日(土)げす
日本経済新聞春秋に、『 「げす」を新明解国語辞典で引くと1に身分の低い者、2に品性が劣っていたり能力が不十分であったりする者とある。漢字では「下種」「下衆」などと書く。身分を指す言葉が転じて悪口になったらしい。地位の高低と品性の上下を重ねて見る嫌な日本語ともいえる。
そんな由来も影響してか、ふだんの会話では聞かなくなった。ところが今年、突然人々の口の端にのぼる。この言葉を冠した音楽バンドの1人について、恋愛話が週刊誌で報じられたためだ。芸術家やタレントの破天荒ぶりが許された頃とは時代が違う。相手の女性も含め人気への影響は想像以上だったのではなかろうか。似た行為でも国会議員となると、事は深刻になる。・・・』だ。最近、品格もない「げす」多い。
さて、祖父峯三さんの七回忌を行った。昨夜から息子も帰ってきて弟一家が合流した。致知に、この世に生を受けた誰もがその人なりの願いを持って生きている『忘己利他慈悲の極み』が載っていたが、先祖の日の話と併せて御挨拶させていただいた。「げす」な話題が横行する中で、節に品格を持ちたい。