4月3日(日)心書

 お誘いいただき、「石巻心書展示会 ありがとう展」を見に喫茶モミの木に行った。少々早めだったが、展示の様子から拝見し、作者の奥村陽子さんとお話しすることができた。心書とは、書道でもなく筆文字でもない。心の奥底にある本当の思いやありのままの感情を筆を通して自由に表現する方法で決まりや正解、ルールのない自由な世界。誰にどう伝えるか、デジタル社会で、筆をとることが少なくなった現代だからこそ、「人の心」が伝わる手書きの文字の価値が高まり、誰とでも深い信頼関係を構築するための有効なコミュニケーションツールだ。書道を行ってきた私には中々その殻を破れない。しかし、「道」と名の付くもの守破離は重要だ。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、 他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階、がある。自由に書いてみるか。

コメントは受け付けていません