4月8日(金)希望
牡鹿路の桜もほころび週末は満開になるだろう。午前中は石巻市立東浜小学校第65回入学式に出席した。新入生は2名、満開の桜が咲く中で大勢の来賓や保護者に見守られ行われた。在校生歓迎の言葉と獅子風流で熱烈歓迎だ。
午後からは石巻市立荻浜中学校の第35回入学式に出席、6名の新入生。前途ある児童生徒のため保護者はもちろん、地域としても全力を講じて支援していきたい。
さて、御案内をいただいていたが出席できなかった石巻市立大川小学校の児童の遺族が起こした裁判だが、様子を伺うと、震災当時の校長から証人尋問を行い、「学校に津波が来るとは想定せず校庭の外への避難訓練はしていなかった」と証言したと。さらに、市側はこれまでの裁判で児童が徒歩で裏山を登って避難するのは難しかったと主張していたが、震災の前の年に授業の一環で児童が裏山に登っている写真を見せられたことに対し、元校長は教員の指導のもと、児童を裏山に登らせたことを認めたと。児童74名の尊い命を考えた時に、5年が経過し裁判と言う形によらず、なぜ早期にと言う思いと第三者検証委員会も含め真摯に対応がなされなかったのかと残念でならない。
入学式で未来ある児童生徒の笑顔を見ただけに想いが一層だ。入学式の来賓控室でも、休校の荻浜小学校について市学校管理課の対応に不満が出て先の事例も役立っていないような感じがする。形式的なことより真に命優先が大事だ。