4月26日(火)現場主義

 初夏を思わせる暑さだ。動きの素早いのは嬉しくなる。宮内庁は、相次ぐ地震による被災者を見舞うため、天皇、皇后両陛下が熊本県を訪問される方向で検討していると明らかにした。天皇、皇后両陛下が熊本訪問へ 早くて5月、被災者見舞うということだ。両陛下は地震発生直後から甚大な被害に心を痛め、余震が続く中で不安な生活を送っている被災者のことを心配されているという。ありがたいことだ。
 昨日、人権侵害を正すべき裁判所が、ハンセン病患者への差別を助長した。司法の汚点である。『ハンセン病患者が当事者の裁判を隔離施設の特別法廷で行ったことについて、最高裁が調査報告書をまとめた。「ハンセン病患者の人格加と尊厳を傷つけた」と謝罪した。1996年に、らい予防法が廃止されるまで強制隔離政策を続けた政府と、法の廃止を怠った国会は、2001年に謝罪している。三権のうち、残る司法が、遅きに失したとはいえ、過ちを認めたのは、大きな節目である。憲法は、公開の法廷で裁判を行うよう定めている。』(グーグル)だが、逆に、ハンセン病法廷の件について報道された。差別どころか地元、石巻市の森芳正 医師は、 宮城県登米市の国立療養所東北新生園で、17年間、ハンセン病の元患者の診療にあたった。がんで亡くなる入所者が多かったことから、内視鏡と超音波を使った検診を行って早期発見を図り、がんによる死亡者を減らした。
 1993年、診療所開業に伴って新生園を退職。その後も、新生園に足しげく通い、入所者と地域住民の交流に汗を流す。入所者に施設外の生活を体験させようと花火大会を企画。99年から毎年開催され、地元の夏の風物詩として定着している。今年3月の「第44回医療功労賞」の全国表彰者12人の一人で頭が下がる思いだ。午後から、三輪田ポリパンパーティ plus MORIUMIUS プチ説明会に参加し、現場主義をつくづく感じた。
 

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