5月1日(日)共有

 朝、一時的に晴れたと思ったら一日雨。河北新報に「本震から2週間となった熊本地震の被災地では、建物などの耐震化の遅れが多くの被害を招いた。熊本では「大地震は来ない」という意識が強かった。1978年の宮城県沖地震で危険性がクローズアップされたブロック塀の倒壊による犠牲者も出た。東日本大震災を含めた宮城の教訓は届かず、思い込みは街や暮らしを無防備にした。』と熊本地震の被災地では38年前の宮城沖地震や5年前の東日本大震災の教訓が生かされず、届かずの報道に心を痛める。
 災害が多発するわが国、先に事例から耐震化が遅れた建物が倒壊による被災、避難所などへの供給ルートとして物資や人手が届かないなど先行きの暮らしに不安が募る。これまでの経験で現在の防災の構えなど問題意識を深め、共有すべきではなかったのか。
 小積浜のまちづくり、桃浦で開催された漁師学校の会議では海をはじめ森林、公共施設など利活用も話題となった。しかし、情報も共有されていないなかで先行することは些か勇み足だ。丁寧な手続きこそ末端まで共有できる。

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