6月23日(木)将来不安

  『なんとも、とらえどころのない選挙である。与野党の議論がすれ違い、有権者にとっていちばんの関心事である給付と負担は置き去りにされている。へたをすれば極めて低い投票率にとどまり、政治離れを加速させかねない危うい状況である。』という書き出しは、日本経済新聞解説主幹 芹川洋一さんだ。各党の争点が争点ではないことを指摘し、そして『時代の空気をあらわすキーワドは「将来不安」である』としている。これこそが、将来不安の快勝こそ争点であると。批判の応酬で議席獲得ではなく将来像を明るく語ることができることを求めたい。
 さて、朝は仙台のご指南役、続けて九州の友人から電話があったが、『石巻市が、納入業者や建設業者、行政委員などへの各種支払いで、305件1億2603万円を二重払いする事務処理ミスがあったことを明らかにした』ニュースへ怒りなどでコスト意識や残高を把握していなかったのか、やる気などなど耳の痛くなる話だったが指摘の通りだ。それこそ、政治に加え、行政の事務執行への不安だ。ヒューマンエラーへの対処が民間と乖離しすぎている。大雨もさらに心をどんよりとさせる。ナリサワギャラリーで、2016年度まんぼう画会を見学、力作揃いで勇気と心が安らぐ。何とか、芸術・文化の輪が広がるよう応援して行きたいと。
 夜、メールや電話があり、平成8年6月24日20年前の石巻日日新聞掲載からと、20年前の荻浜小学校伝統の釣り大会。PTAとして娘のアシスト。この後で、娘は大きなアイナメを釣り大物賞を頂き、夜に御馳走になった。あれから20年、早いものだ。東日本大震災により地域が壊滅的被害を受けて児童減少により休校となって思いも大きい。防災集団移転も遅れて荻浜小学校再開の目処がたたたないどころか存続も危ない。歴史と伝統ある地域の復活に、しっかりと取り組んで行きたい。将来不安を希望に変えるためにも!

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