8月4日(木)一体感

 河北新報のデスク日誌に「合併市の難題」を本多秀行登米支局長が書いていた。『9町が合併し登米市が誕生して11年が過ぎた。市民はいまだに旧町への思いが強いと感じる。出会う人の多くが、自分の住む町がほかと比べていかに素晴らしいかを語ってくれる。夏から秋の祭りシーズンは、旧町ごとにさまざまな伝統行事が催される。せっかく合併したのだから市全体で取り組めないかと思うが、それぞれに歴史があってそうはいかない。私も旧町単位で捉えることがあり、初対面の人に「(旧町の)どこの方ですか?」と聞いてしまう。各町の住民の特徴がぼんやりとあってそれを確認するのが面白い。・・・』と。同様の件は、平成合併を実施した市町は異口同音に同じ話をすると思う。
 1市6町が合併した石巻市に於いても、合併当初の議会派の議論は「一体感の醸成」で、合併協定の進捗も議論されたものだった。デスク日誌は、
『今年、市のパークゴルフ場建設地を巡り旧町2カ所が「綱引き」を繰り広げた。建設地に決定した町の住民は歓迎し、もう一方には敗北感が漂う。公共施設の建設計画はほかにもある。建設地の引っ張り合いだけではなく、各地域をどういうまちにするのかという議論が市民に分かるといい。登米地域合併協議会が合併前年にまとめた文書に「広域的観点に立った大きなスケールで、地域の特性を生かし、一体的なまちづくりを実施する必要がある」とある。当然のことのようで、難題に違いない。』と結んでいた。土井市政から亀山市政、そして、東日本大震災からの復旧復興でもうすぐ5年5ヵ月で川開きにも同様の意見がなされた。本気で未来チャレンジが地方にとっても大事だ。

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