8月8日(月)お言葉

 お盆前の日程が詰まってきて、亡き妹と甥っ子達ほか焼香と挨拶に行き、いろいろお話を伺うことができた。午後3時に天皇陛下のビデオメッセージで国民にお気持ちを10分余りにわたって国民にお言葉をかけられた。はじめに、天皇の立場上、今の皇室制度に具体的に触れることは控えるとしたうえで、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、個人として、これまでに考えて来たことは、2度の手術で高齢による体力の低下で、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかを考えるようになったと述べ、天皇陛下のお言葉の中で、年をとるに従い象徴の務めを果たすことが難しくなるとする一方で、大きく公務を減らしたり代役を立てたりすることには否定的な考えを示したうえで、象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことを願われ、天皇陛下の生前退位の意向が強くにじむものとなった。
 この「お言葉」の表明したことについて、中国中央テレビ、ロイター通信、イギリスのBBCなど海外メディアも大きく報じていると。お言葉の重みと謙虚に対応することに期待したい。

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