9月5日(月)発覚
『日本の本格的なハイテク犯罪の第1号は、35年前のきょう発覚した旧三和銀行の巨額詐欺事件だという。大阪の支店に勤めていた女子行員がオンラインシステムを悪用し、別の支店に開いた口座に入金があったように入力する手口だった。犯行は世間を大いに騒がせた。』と日本経済新聞春秋の書き出しだ。犯人は、銀行を抜け出した行員は操作した先の支店を回り、現金を引き出すと、その足でフィリピンへと高飛びするとは、サスペンスドラマさながらだ。これが、35年前に行われたが、IT犯罪や国際化を象徴する事件となった。犯人は逃亡先で「好きな人のためにやった」と語り、流行語となった。結びに『犯行を仕掛ける者たちの顔は見えず、被害に遭ったことさえ気づかないことも少なくない。なにしろ国家や軍が背景にちらつく大がかりで巧妙な犯行もあるのだ。日本の犯罪は13年連続して減り続けている。だがそれは目に見える世界の話であって、実はネットの社会へと悪意が次々引っ越しているだけなのかもしれない。』だ。
さて、朝、仙台のご指南役にいろいろとご報告を受けた。思いが伝わってきた。机の前の絵手紙「がんばった分 素敵な 花が 咲く」がエールをくれているようだ。夜は写仏で心を清らかにだ。