10月3日(月)天網恢恢疎にして漏らさず
白石市にスタジオがあるアニメ制作会社が、東日本大震災で被災した人の雇用を確保するための「緊急雇用創出事業」で雇った従業員を、関係のない農作業に従事させていたことがわかり、宮城県は人件費の一部を不適正に受給した疑いがあるとみて調査していると報道された。災害時の不正はもってのほかだ。東京のアニメ制作会社が、震災で被災した人などを雇用した企業に国が人件費などを助成する「緊急雇用創出事業」を活用して、県からアニメの制作をおよそ8610万円で受注し、平成24年11月からことし3月までの3年あまりの間に39人を雇用し、少なくとも10人を一時期、蔵王町の農業生産法人に派遣し、アニメ制作とは関係のない農作業に従事させていたらしい。アニメ会社は、こうした事実を認めているが、農業生産法人の社長は、アニメ会社の役員を務めているという。
さて、登米市東和町米川で舞茸狩りの初体験。農林水産の一次産業が元気だと落ち着く。何事も、黄金色の水田のように『実るほど頭が下がる稲穂かな』だ。