11月7日(月)立冬
朝夕冷えみが厳しく冬が近いことを体感として感じた、まさに立冬だ。昨日の河北新報社説『大川小訴訟の控訴/「代表機関」の看板が泣く』
は、自治の根幹を揺るがす事態であると、当事者たちは理解しているのだろうか、と『市長から控訴の是非を委ねられた市議会には、「これだけ議論を尽くせば、不満は残るがやむを得ない」という「住民の納得」につなげる役割が求められていた。それだけに控訴関連議案を多数決で早々に可決したのは、いかにも拙速だった。市議会は今後、熟議なき議決を住民にどう説明していくつもりなのだろうか。見えてくるのは、住民の代表機関としての自覚の欠如と、自らの権能に対する理解不足だ。』と続く。
さて、この大川小学校の児童の遺族が訴えた裁判の判決を不服として本日午前、仙台高等裁判所に控訴したと報道された。連日の話題に一層背筋が寒くなる思いだ。社説は、『議会が軽んじられるとき、背後に控える住民も軽んじられているのだということを忘れてはならない。』と結んでいる。二元代表制の危機は、富山市議会補選ほか各地で蔓延している。ツケは全て住民にのしかかってくる。夕方、夕日が真っ赤に燃え海面にも同様に映っていた。共に、燃えていきたい。