2月15日(水)同じ轍

 新公立病院改革プラン(2017~20年度)案の公表についての記事が地元2紙に掲載された。昨年9月に移転新築オープンした石巻市立病院が黒字に転換する時期を昨年2月に示した事業収支見通しから2年先送りして20年度とすることを明記したという。また、牡鹿病院は、18年度に病床数を5床減らす方針を盛り込んだ。数字が詳しく掲載されたが、要は「患者数の当初見込みより減少と人件費増加」により18年度は2億7700万円、19年度は9600万円の赤字を計上すると想定し20年度で1億800万円の黒字を見込むらしい。変化に対応するための改定は必要だが、経営方針について生みの苦しみより育ての苦しみと前もって話していたが著しい。かつての見込みを作る場合もバックデータ(積算根拠)が明確になっていて議論を重ねて進めていた。全協では、見込みの甘さも指摘されたようだが、開院して直ぐに結果が出ないことなど最初から織り込む必要があるのではないか。民間で資金繰りなど行ってきたものとして公金を使用する側は、もっと厳しさが必要だ。海底だけで、前段の議論が消えては同じことを繰り返す可能性が大だ。同じ轍を踏まぬ覚悟が必要だと自分にも言い聞かせている。

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