6月28日(水)新たな展開
新たな展開、地元月浦から江戸時代出帆した、仙台藩の慶長遣欧使節団が乗った船「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船について、宮城県は、2020年までは展示するものの、老朽化が進んでいることから、その後の保存は断念することになったとNHKニュース。昨日の宮城県議会相沢議員の一般質問への答弁で東日本大震災やその後の暴風でマストが折れるなどの被害を受け、おととし県が行った調査では、老朽化で崩壊のおそれがあることが分か、施設の指定管理者も、去年、県に対し、「2020年までは存続させ、その後の解体はやむを得ない」という提言書を出した。これを受け、県は、検討した結果、復元船は2020年まで展示するものの、その後、木造船のまま修復し保存することは断念することになり、今後、有識者らでつくる検討委員会を立ち上げ、施設のあり方を検討し、2020年までに結論を出すことにしているという。住民の意向をしっかりと共通認識で新たな展開を期していきたい。
さて、東北電力の株主総会が仙台市で開かれ、会社側の提案がすべて可決された一方で、一部の株主から出されていた原子力発電事業からの撤退を求める提案は否決された。最近、化石燃料の発電が相次いでいるが、環境アセスメントもなんのその逆行する動きは問題だ。新たな展開をするにも環境等しっかり対応することが肝要だ。昨日の日本経済新聞には風力発電が取り上げられていたが安心安全、安定した電力供給が求められる。