6月29日(木)特別展「漢字三千年-漢字の歴史と美-」

 今月24日から東北歴史博物館で始まった特別展「漢字三千年-漢字の歴史と美-」を鑑賞に多賀城市の東北歴史博物館へ。何といっても中国で漢字が誕生してから3000年に及ぶ歴史とその芸術性を伝える特別展とあってワクワクだった。最古の漢字である甲骨文字、文字の統一を果たした秦時代、世界初公開の文字の刻まれた兵馬俑、中国に行った時も購入してきたが、書の手本でもある王羲之・顔真卿の拓本など漢字の美と漢字ワールドを堪能。展示品約110点のうち、21点が中国の「一級文物」(国宝級)だ。
見どころにあったが、(1)中国古代の生活や文化を垣間見る【漢字】の記された様々な文物展示 『3200年前の先祖の祭を占う文字が刻まれた牛骨、2500年前の「通行・免税証明」となる内容が象嵌された青銅器や、2000年前の「最古の処方箋」が書かれた絹布など「漢字」は、古代の人々の生活・文化を知るタイムカプセル。本展は、そのタイムカプセルの蓋を開ける試みに挑戦する展示』 (2)【漢字】に注目してもらう展示手法 『青銅器内部の【漢字】を上から覗く展示方法や、パネルや映像を使って作品中のさまざまな「漢字」を大きく解説し、「甲骨文字」から始まり、「金文」「篆書」「隷書」「草書」「行書」「楷書」などにスポットを当て、書体のおもしろさや、その変遷をわかりやすく解説』(3)世界初公開作品や日本人と関わりのある作品 『「漢字」の刻まれた「兵馬俑」は、初公開作品。日本人とつながりの有る漢字が記された作品として、《武則天除罪金簡》と《井真成墓誌》をエピソードなど交えながら紹介』(4)体験コーナー 触ってみよう 『展示場内にコーナーを作り、甲骨・青銅器・木簡・瓦当・石碑・古銭等の精巧なレプリカを実際に触って見ることで、重さ・質感などを実感できる。 また体験コーナーとして古銭に記された文字の拓本がとれ、お持ち帰りできる。 さらに、中国側のご配慮により、本展の出品作品は全て撮影可能で私も撮ってきたが、2000円で本を購入した。じっくり鑑賞でき我が家で一筆。
 
 

 

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