7月23日(日)諫
「諫」(かん)という字は「諫早」でみっるくらいだったが、日本経済新聞春秋に紹介されていた。『最近では、見かけることが少なくなった。「諫(いさ)める」ともつかい、自分より目上の人に対し改めるべき点をあげて、忠告したりするという意味である。「諫言」のほか、自らの命とひきかえにし主君をただそうとする「諫死」の言葉も古典には見える。』と。そして、寛永年間、福岡県を領した黒田藩の家老の話を例に、藩主に反省を深めてもらい、お家の断絶を避けようと命懸けの「諫」。そして、安倍首相の周囲にはわずかな諫言さえする人はいないようだ。また、日銀でも現状の政策に批判的な2人の審議委員が任期を終え今後、決定会合などは「全会一致」が続くこともありそうだと。結びに、『政治、金融とも独走のツケはごめん被りたい。中島敦の小説にこんな趣旨の一節がある。「君主は諫臣がなければ正を失う」。』と。地方にも同様のことが言える。「諫」を雨の日の日曜日、考えることも大事だ。注目の仙台市長選挙をKHBのネットで10時12分早々開票前の出口調査で郡さんの当選確実、「諫」が動いたのかもしれないと思った。