9月18日(月)観光公害
未明からの暴風雨、台風18号は宮城県内にも気仙沼市の一時、約7000世帯に避難勧告が出たほか雄勝町の県道沿いで行われている防潮堤の工事現場では、高波で工事に使われる石が道路に流されたり農業や漁業にも被害をもたらした。一過の後は、風は強いものの晴天となった。
さて、日本経済新聞社説に新語「観光公害」なるもの掲載された。『一部の観光地で、訪問客の増加により地域の生活に支障が出始めている。道路の渋滞や交通機関の混雑、マナー面の摩擦などが住民の間に不満を生み、「観光公害」という言葉も使われ始めた。これ以上深刻化する前に、現状の把握と総合的な対策を急ぎたい。』という。リボーンアートフェスティバル開始前に県道沿いのゴミを拾った。ものすごい量だったが、ツール・ド・東北が行われたが、またまた不法投棄などが多々見られる。社説にあるように、かつて観光公害といえば、山や海でのゴミ投棄や自然破壊を指した。今は生活環境の侵害が問題となっている。住民の足である鉄道やバスが混む。渋滞で車が使えない。祭りに支障が出る。住宅街で騒ぎ、写真を撮りゴミを捨てる。そうした例が指摘されている、という。結びに『住民の不満の裏には、コストやマイナス面だけを負担させられているという意識もあろう。観光収入の増加を目に見える形で地元に還元する仕組みを作るのも一案かもしれない。同じ悩みを持つ世界の町に、日本ならではの解決策を発信したい。』と。午後からは吹き返しの強い風、あちらこちらに台風18号の影響で飛んできたゴミ。しっかりと次回へのモデルを構築していきたい。