11月22日(水)気嵐

 良い夫婦の日、ホットな感じかと思えば、朝は冷え込みが強まり、宮城県内22の観測地点のうち16地点で今シーズン最低を記録した。TVで気仙沼湾の海から湯気が立ち上っているように見える気嵐が発生したと報じていたが、愛犬散歩時は霜が降りて気嵐だ。さて、日本経済新聞に『静寂、消える集落 「無居住」の危機500超に 東北の未来を考える 第1部「人口減の衝撃」(1)』が掲載された。『 東北で今、危機が静かに進行している。歯止めのかからない人口減少は地域コミュニティーの存続を危うくし、マーケットの縮小や生産年齢人口の減少を通して、経済活動にもじわじわと影響を及ぼしてくる。解決策を求め、関係者は努力を続けるが、“特効薬”は簡単には見つからない。東北を覆う停滞感をいかに打ち破り、「未来」を見つけ出すか――。』と問題提起してあった。確かに2012年から今年4月時点の5か年間で全国過疎地域などの集落が全国で174「無居住化集落」となり東日本大震災の影響もあったが東北では全国の3分の1にあたる58集落が消滅した。一層冷え込みが厳しくなったような気がした。何とかなるだけでは気嵐のような幻想を見ているだけだ。歯止めのかからない人口減少をいかにするか、喫緊の課題だ。タイトルにあるように「無居住」の危機は500を超える集落が危機にひんしている。議会報告会でも厳しい意見が続出したと地元紙が報じていたが、行政、議会ともどうするか。行政コスト削減、議員定数削減など身を切る覚悟が必要だ。

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