12月15日(金)アクセサリー条例

 来年の年賀状の受け付けが始まった、というニュースで一層せわしなく感じる。昨日、父母の年賀状を作り自分のは25日まで時間を掛けて間に合わせたい。郵便はがきの料金は、ことし6月に62円に値上げされたが、来年用の年賀はがきに限っては、15日から来月7日までに投かんした場合に限って、値上がり前の52円で出すことができる。
 さて、昨日の河北新報「デスク日誌」に『岩泉町議会』と題して掲載されていた。『俗に「アクセサリー条例」という。作っただけで満足してしまい、役に立たない条例を指す。類語に「アリバイ条例」。岩手県岩泉町議会が2015年4月に施行した議会基本条例は、その典型だ。できてから3年を待たずして死文化してしまった。町長のわいせつ行為に揺れた岩泉。辞職は当然の成り行きだが、問題発覚から辞職まで、監視機関の町議会は終始居眠りしていた。唯一の「見せ場」が渦中の町長に「ひるまず仕事に励んでほしい」とエールを送った一般質問だったのには、町民もあきれ返った。台風10号豪雨からの復興を引き合いに辞職を惜しむ議員心理も理解に苦しむ。「議会は町長の施策を追認するだけの機関です」と白状しているに等しい。たとえ首長が機能不全に陥っても、議会が議決や調査、政策形成の各種機能を駆使して努力する、と議会基本条例に自分たちでしたためた決意を忘れたか。さて町民の代表機関に随分無礼な言葉を連ねてしまった。出過ぎと知りつつ議会の方々に思い至ってほしかったのだ。町長の顔色をうかがう一言が、被害者を深く傷つけていることを。』果たして岩泉町議会だけだろうか。アクセサリー条例と指摘されどのように感じているのか。午後から石巻合同庁舎5階で「政治資金規正法に関する説明会」があり当時者や会計責任者が出席し欠席者も多かった。アクセサリー化せず厳格にいきたいものだ。遡及し値下げ対応はタイムサービス的なものだけで、政治にはいらない。

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