1月6日(土)ほろぶ

 戌年は十二支の中で第11番目、戌は「滅」めついわゆる「ほろぶ」の意味で、草木が枯れる状態を表しているとされるという。朝、久しぶりに仙台のご指南役から心配頂き。連絡をいただいた。新しい年、何が起こるかわからない。「燃える男」「闘将」と呼ばれたプロ野球東北楽天の元監督で、2013年にチームを初の日本一に導いた星野仙一さんが4日午前5時25分を70歳を一期として旅立った訃報。早すぎる死去にただただご冥福をお祈りするのみだ。現役時代、リアルタイムで見ていただけに、中日のエース、闘志むき出しの投球で巨人戦では長嶋茂雄、王貞治らと名勝負を繰り広げて、その闘志は、悔しさをバケツを蹴飛ばしたりまた、「巨人キラー」として素晴らしかった。地元楽天が最下位に転落し、2010年に監督を引き受けた「東北を熱くするのが私の仕事。若いチームだけに、やりがいがあるし、腕の見せどころだ」と力強く挨拶したが、明けて2011年の開幕を控えた3月に東日本大震災が発生した。そして「勝って希望の光となる」と言い続け2013年、リーグ優勝し初の日本一を達成した東北復興へのシンボル、まさにメイクドラマだ。星野さんのように闘志丸出しで伝える力、夢と希望に満ちたドラマチックなことが参画者を増やし一体感を得ることができる。復興事業や国際的には北朝鮮問題など緊迫しているが、バブル崩壊後は右肩下がりで燃えることが少なく思っている以上の状態だ。ほろばぬよう燃え上がりたい。

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