1月9日(火)テック社会の前に

 インターネットや人工知能などのIT(情報技術)を利用した新しい金融サービスのフィンテックの進化について日本経済新聞に掲載してあった。「Finance(金融)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた造語。事業者の大半はIT企業だが、従来の金融機関が担ってきた決済、融資、資産運用、株式売買などのサービスを、国境を超えて瞬時に提供することから、「ネオバンク」とも呼ばれる。そもそも、社説ではないが、人工知能(AI)やロボットが普及する「テック社会」には失業が増える懸念もある。新しい技術を使いこなして成果を上げる人とそうでない人とで、賃金の差が広がることも考えられる。雇用を安定させ、働く人の二極化を防ぐために、手を打たなければならない。職業訓練などの労働政策を、技術革新が急速に進む時代に合ったものに改めるべきだと指摘している。
 さて、新年のあいさつ回りで、東日本大震災の復興事業も落ち着きから厳しい現状を伺う。建設は福島や東京へシフトしているという。先行的な女川町で大手も平成30年度で撤退、景気に流され重機等補充整備した会社が整理されているのことなど市民感覚は行政感覚と乖離している。また、テック社会の前に人材についても、先日行われた石巻市(石巻地区)成人式の報道(石巻日日新聞:石巻地区 晴れの日を一部男女が台無しに成人式中に飲酒、奇声 市側の対応にも課題)に最大被災地として残念な思いだ。乖離をうずめ、大人としての行動を願いたい。

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