3月22日(木)温暖化
発達した低気圧が三陸沖を北上した影響で、宮城県内は各地で雨や雪となり、風が強まった。仙台管区気象台は暴風や高波に注意するよう呼び掛けた。それにしても、祝田のバスストップの標識が倒れたり、桃浦の工事現場のトイレが飛ばされていたなど休風の影響が出ていた。
午後からは、荻浜中学校で平成29年度石巻市立荻浜中学校第2回生徒指導問題対策委員会、学校関係者評価委員会に出席。浜の学校でもSNSやスマホなど新たな課題の報告があった。昨日と本日の低気圧などの影響のようにどこで何があるかわからない。気温の上昇、農作物の品質低下、動植物分布の変化…。地球温暖化による影響が深刻化するのを見越し被害を軽くしようと、国や自治体に計画作りなどを促す法案が今国会に提出されている。「気候変動適応法案」という。自治体の中には既に先駆的な対応策に取り組んでいるところがある一方、全体的に具体的な施策や行動は遅れているという。影響の大きさが心配される農林水産業は東北の基幹産業であり、東北の自治体も当事者意識を持って、少しずつでも今から対応することが求められよう。河北新報の社説は、『温暖化の影響は広範だ。自治体によっては熱中症対策に街中での一時避難所づくりを進めたり、河川整備に際し大雨を考慮したりするところもある。河川や下水道などハードの整備は急にはできない。行政は産業や生活面での対策はもちろん、まちづくりも含め分野横断的に温暖化を考慮し段階的に対策を織り込んでいくべきだ。行動に移すべき状況の中に私たちはいる。』と結んでいる。