3月31日(土)見通し

 年度末、思ったらより肌寒い。その影響の如く、日本経済新聞WEB、『日本経済新聞社がまとめた「地域経済500調査」によると、半年前と比べた地域の景況感を示すDIは東北がプラス10と、全国12地域の中で最低水準だった。悪化は3期ぶり。物価や人件費の上昇がコスト増となっているほか、個人消費の伸び悩みが企業の景況感を押し下げた。全国的にも東北の景気回復に遅れが目立っている。』と。女川をはじめ復興住宅も終え、厳しい状況になっている。詳しく見ると、東北では景気が「良くなった」または「改善の兆しがある」と答えた企業は17.5%にとどまり、75.0%は「ほぼ横ばい」とした。「悪化の兆しがある」も7.5%あった。懸念材料として物価や人件費の上昇や個人消費の低迷を挙げる企業が多かった。個人消費は「ほぼ横ばい」が73%と最多で、「鈍化しつつある」も13%あった。また、全国平均はプラス35.7と0.7ポイント上昇した。中部や近畿は50を超えている。
 さて、女川町のギターの製造・販売を手掛けるセッショナブルはタイの人気ロックバンドのギタリストを広告塔に起用し、東南アジア向けのPRを強化する。自社ブランドのギターを活用して知名度を高め、収益の柱となっている中古楽器販売の顧客拡大にもつなげるという。現地の雑誌やウェブメディアなどで今夏にも展開したい考えで、来年にはアジア向け販売額を10倍に拡大することを目指す。厳しい見通しが出れば対処方法を講ずることが大事だ。

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