4月26日(木)やるべきこと
寝る前にFBで見た亡き妹と甥っ子たちの写真でウルウルだった。午前中、事務所からさくら会の件で上品の郷に寄り太田駅長と懇談し一路仙台高裁へ。大変混んでいて抽選番号は3148番。無理かな思いながら傍聴券を手にして入室した。
仙台高等裁判長は「学校組織には児童に及ぶあらゆる危険を積極的に認知すべき職務上の注意義務がある」と強調。一部学区が津波浸水予想区域を含み、校舎が北上川堤防と近接することから「地域の実情を独自に検証すれば、津波の危険は予見できた」と市と県に14億3,600万円の損害賠償を命じた。また、「事前の備え」つまりやるべきことについて、仙台高等裁判所は、学校(校長・教頭・教務主任)だけでなく市教育委員会の過失も認めた。その中で、平成22年4月30日までに、市教育委員会は、大川小学校を含む各学校へ、危機管理マニュアルの提出を義務づけていた。学校側が提出したマニュアル(津波避難場所や経路)について明記されていなかった不備にもかかわらず、市教育委員会は知ることができ、さらに指導する義務を怠った、と。7年以上経過し当初から言っていたことが判決で明らかになった。
第1審判決の平成28年10月26日から利息が加算される。石巻市議会16対10、命の重みと防災教育に生かすことが大事ではないか。そもそも7年以上でどうやるべきことが明確になったことだ。さあ、臨時議会など、注視したい。