5月22日(火)見極め
『「わけがわからん」。黒沢明監督が撮った「羅生門」の試写を見て、超ワンマンで知られた永田雅一・大映社長はこう言い放ったという。ところが作品は1951年のベネチア国際映画祭で堂々のグランプリを獲得し、クロサワの名が世界にとどろく大きな契機となる。
▼永田社長は一転して受賞作を激賞し、戦争の傷が癒えぬ世の中も大いに沸いた。こういう反応は現代だってそんなに変わるまい。中身は知らずとも、国際的な場で評価を受ければ胸を張りたくなるのが人情というものである。ノーベル賞しかり、オリンピックしかり。日本人の快挙となると国家の誉れみたいな気分になる。・・・』と日本経済新聞春秋。
さて、事後処理の中で水面下で動きは会派構成だ。ガラガラポンとなれば新鮮味がでるが、改選前のままであれば現職23人、新人5人(内 党所属2)、元職2人の構図から所属したい会派は・・・。そもそも会派とは、市政に対して同じ考えや意見を持っている議員が集まり、その考えを効果的に市政に反映させるためにグループをつくって活動することだ。議長・副議長・委員長などのポストのためだけではがんじがらめになる。ここは、わけがわからんだけでは市民評価が低く、市民と議会が乖離する。自ずと投票率も低くなる。大義名分が改めて必要となる。しっかりと見極めていきたい。