1月17日(木)ひまわり
日本経済新聞春秋に陸上自衛官は宮城県名取市閖上で、妻、娘(中学2、妻の両親の5人で暮らしていたが東日本大震災で家族全員を奪った。話が載っていた。『遺体安置所で娘さんと対面したのは、震災から10日後。災害派遣の任務中で、気丈に振る舞った。その夜ばかりは、ひとりで泣いた。折れそうな心の支えは、職責への自覚と使命感だった。が、62キロあった体重は50キロを切る。酒に頼る日々が続いた。佐々木さんが、「はるかのひまわり」を知るのは震災の2年後だった。「贈られしひまはりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に」。きのう皇居で開いた歌会始で朗唱された天皇陛下の歌だ。阪神大震災で亡くなった当時小学6年、加藤はるかさんの自宅跡にその夏咲いた「はるかのひまわり」が成長する様を詠まれた。鎮魂と復興のシンボルになった花の種を譲り受け、御所で育ててきた。被災者の傍らに立ち、人々の負った「傷」を回路に社会の融和を祈る。象徴としての30年の歩みを締めくくるにふさわしい一首だ。津波で流された自宅跡で、はるかのひまわりを育てた。転勤で閖上を離れた今も種をまく。光へ向かって伸びる命の力が生きる支えだという。きょうは阪神大震災の忌日である。』だ。
さて、昨日講演を受けた中村好明さんの著書『まちづくり×インバウンド 成功する「7つの力」』(朝日出版社)と『2020を越えて勝ち残る インバウンド戦略12の極意 ―観光立国の礎はシビック・プライドにあり―』(時事通信社)を購入、まず一歩から。午後からサンファンビレッジで開催の石巻地域農漁泊推進協議会新年報告会に出席し民泊とインバウンドで喧々諤々。夜は、松島基地新年祝賀会。先の春秋を思い出し感慨深い。東松島市渥美市長はじめ各首長が挨拶、石巻市は佐藤副市長。市長は、がれき詐欺事件の関係で補助金返還のため東京のようだ。公明正大、光へ向かって進みたい。