2月22日(金)震災遺構
2月14日市長が行なった市施方針演説に対する会派代表質疑が本日と月曜日の2日間で行われる。本日はニュー石巻と創生会、演説自体真新しいものが無かったため注目されるものが乏しいかった。とりわけ、旧門脇小校舎について地元住民らで構成する「全体保存を要望する会」のアンケート中間結果を発表の発表で266件のうち223件(83.8%)が全体保存を支持したと地元紙に掲載されていた。代表質疑で遺構についての答弁で亀山市長は「市が2016年3月に震災遺構として一部を保存する方針を決定している。一部保存の方針をかえるつもりはない。今年8月から一部保存の工事を始める。」と明言した。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」が3月10日にオープンする。遺構は旧気仙沼向洋高校舎で津波で最上階の4階まで浸水した南校舎の1、3階と4階の一部、屋上、北校舎の一部を内部公開する。総合実習棟、生徒会館、屋内運動場は外部のみ公開する。校舎内に流れ込んだ乗用車、車が折り重なる渡り廊下などを見学できる。隣接する伝承館は、大型スクリーンで津波の脅威を伝える映像シアター、語り部や映像で被災者の思いに触れる講話室、防災教育に活用する体験交流ホールなどを備える。発表後の各紙は決定までの労苦を報じていた。石巻市は全部保存の大川小学校で来年4月に着工すると併せて答弁している。時が流れを変化する力を持つのか?財政問題も含め選択する必要がある。