2月27日(水)問題意識

 仙台駅前にあったさくら野百貨店仙台店の運営会社が自己破産して本日で2年になった。閉店した後の建物は手付かずのままで、先行きは依然として不透明なままです。北林記者リポート「仙台駅前の一等地にある、さくら野百貨店が入居していたこちらの建物。再開発へ表立った動きはないままです」。さくら野百貨店仙台店は2017年2月、運営会社「エマルシェ」が自己破産を申請、負債総額は約31億円。石巻市役所も以前はさくら野百貨店石巻店だった。市役所に移行して市役所1階商業スペースは昨年9月に閉鎖し、老朽化した電気や空調の設備、店のバックヤードなどの改修工事を3月までに終わらせるが出店計画が未だ示されていない。
 さて、本会議予算案の質疑。やはり、財政収支見通しで、普通会計の予算規模は、東日本大震災の復興期間が終了する20年度を境に平年ベース(600億円台)に近い規模まで減少する見込み。3年間の収支差額見込み額の総額は82億6000万円の不足となる。差額は財政調整基金(財調)の繰り入れで対応する。収支差額は、19年度は7億1000万円、20年度は25億3000万円、21年度は50億2000万円が不足と試算した。17年度末に約101億円あった財調残高は決算剰余金と予算・利子の積立金を見込んでいるが、21年度末は44億円になる。財調が標準財政規模の5%以上を確保していると財政運営は健全に保たれているとされ、石巻市は21年度末で11.2%の見通し。が各議員が意識している。そう、ケロッグ状態からの脱皮だ。

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