4月18日(木)身の丈

 日本経済新聞に昨日から「衰える地方が」が掲載された。『バブル崩壊に始まり、人口減時代に突入した平成の約30年間。国に頼らずに自立した強い自治体をつくる改革は曲折を重ね、地方分権はかすんだ。大合併などの動きを振り返り、令和の地方のあり方を探る。』平成の大合併の第1号、兵庫県東部の篠山市が歩んだのはいばらの道だった。1999年(平成11年)に4町が集まり、人口4万7千人で市に昇格。「いずれ人口は6万人まで増える」という予測のもと、国が返済額の7割まで負担する合併特例債で資金を調達するバラ色に見えた身の丈を超えた施設整備で苦しむ財政状況で兵庫県篠山市酒井市長のコメントが併せて掲載された。本日は、『国から地方への権限移譲を進めるには、それを使いこなす強い自治体が要る。だが道州制や大阪都構想といった自治体改革はいずれも成就しないまま、平成の幕が下りる。』と「大阪の成長、維新の改革をこのまま進めていける」。大阪府知事・市長のダブル選についてと「衰える地方 私の総括 かたちの議論終わった 元総務相 増田寛也氏」のコメントが掲載。身の丈に合った形の議論から強いリーダーシップが必要だ。

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