3月30日(火)コククジラ

午前中、狐崎事務所で年度末へ向けミーティング。11時からは、おしかホエールランドへ。5年前の2005年7月15日女川町江ノ島沖の大型定置網で混隠された親子連れの鯨が鮎川港に陸揚げされた。その仔鯨、体長7.75mの骨格標本が完成し展示開始式が行われた。

亀山市長が「とても極めて貴重な完全骨格であり、展示を喜ばしく思う。これを機に子の当市と親の東京海洋大との交流を進めていきたい」と挨拶した。続いて、国立大学法人東京海洋大の松山優治学長は「部長の時、即決した。学長として来石でき、クジラのまちとして知られる鮎川に展示できて光栄です。市長が話した通り石巻市ときずなを強め、多方面で交流していきたい」と祝辞を述べた。

場所を移動し、パワーポイントで同大学加藤秀弘教授が、鯨類の中でも貴重種で、絶滅危惧種になっているアジア系コククジラの日本近海のアジア系は国際捕鯨委員会(IWC)の推定で121頭しか確認されておらず、絶滅の恐れがあることなど説明し、亀山市長、松山学長らが骨格標本を除幕、くす玉を割り自由観覧。

貴重な資料だけに、来館者数が減っているおしかホエールランドへの展示で活気に結びつけたいものだ。終了後、狐崎事務所に戻り経営相談、年度末は忙しい。

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