7月2日(火)対話

 公共交通と移動支援について考えていると、日本経済新聞WEBに『マイカーを持たずに公共交通機関で移動し、必要であればシェアをする――。さまざまな分野で「所有」から「シェア」に人々の意識が移る中、移動の世界ではこんな未来が近づく。しかも人はハンドルを握らず、自動運転の車が人を運ぶ。近未来の序曲ともいえるのが、次世代移動サービス「MaaS(マース)」だ。』が紹介されていた。若者意識は確かに「所有」から「シェア」となっている「C世代」だ。「C」はカスタマイズ、自分の好みに編集する世代という意味。以前も月尾嘉男先生が紹介していたが、かつて音楽を聴くというと、限られた小遣いでレコードやCDを買う、映画を見るというと、これも限られた小遣いでビデオテープやDVDを買う。文字情報を読むというと自分の資金の範囲内で新聞や書籍を買うというように、わずかな限られた情報源から選ぶというライフスタイルだったが、現在は、アップルミュージックであれば月額1000円程度の料金で5000万曲の音楽、キンドルも月額1000円程度の料金で120万冊の書籍、Huluであれば、これも月額1000円程度で5万本の動画という膨大な情報から選り取り見取りの世界が登場してきた。そこで新しい世代は膨大な情報源から自分の趣味や思想に合わせて自由に選択、すなわち編集する=カスタマイズすることが可能な社会に生活しはじめている。
 さて、市役所河北総合支所経由で依頼事項を処理、夕方自宅に着くと半島復興事業の件で現地へ、不具合は組織体制の住民の声を聞く、住民への説明・対話不足か?原点に戻れだ。

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