11月30日(土)実践

漁協勤務時代に大きな理想を掲げ実践こそ協同運動の礎だと活動してきた。これまで準備してきた『石巻市小積浜区防災訓練』を実施した。石巻市総合防災訓練が台風19号被害のため中止になり地区では同日に行う予定だったが、防災無線の中止アナウンスで誤解が生じて役員会を開催し本日の開催となった。目的は、住民一人ひとりが、『自分の命は自分で守る、みんなの命は地域で支える』という自助・共助の意識をさらに強め、防災についての正しい知識と行動力が身に付き地域コミュニティ再生に寄与できるように、宮城県の「地域コミュニティ再生支援事業補助金」を活用して行った。お陰で、福祉まつりで体験した緊急食を炊き出しで行い、女川原発2号機合格により避難場所が大崎市など確認、コミュニティ再生強化が実践できた。
さて、高齢化が進む地域で移動や物流の手段を確保しようと、自動運転車による無人の移動サービスが全国で初めて上小阿仁村で本日から始まったとNHKニュース。このサービスは国の事業の一環として地元のNPOが運営。3つの路線で7人乗りの自動運転車が村内3つの集落や役場、診療所などを結び、運賃は200円となっている。最も長い路線は往復5キロあり、一部の区間ではほかの車両や歩行者が通らないようにした上で、運転席にドライバーが座らない「レベル4」の自動運転を行い、それ以外は、ドライバーが運転席に座るもののハンドルから手を離して自動運転を監視する。石巻市にこれまで幾度も住民バスや先般勉強会したAIバスなど自治体の大小に関わらず実践することが大事だ。国は、2030年までに無人の自動運転車による移動サービスを全国100か所以上での展開を目指すとしているという。百の論理より一つの実践だ。

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