1月30日(木)兵庫県芦屋市

 石巻市議会保健福祉委員会行政視察3日目。ホテルから兵庫県芦屋市へ。調査項目は「自立相談支援事業(ひきこもり支援)について」。駅から市役所を通り保健センター。芦屋市議会中島健一議長さんから歓迎のご挨拶と芦屋市の市制80周年事業とASHIA BWIRの紹介を交えていただいた。1995年(平成7年)1月17日の「阪神・淡路大震災」によって壊滅的な被害を受けましたが、復興とともに安全で快適なまちづくりに取り組んでいる。平成31年4月1日現在で人口95,488人、世帯数44,431世帯、市域面積 18.57km2。
 自立相談支援事業は、平成12年度地域包括ケア体制において「虐待事例」の支援課題を認識、平成17年度に「虐待に関するアンケート調査」翌年「高齢者虐待防止法」施行。このケースをきっかけに複合的ニーズを抱えこまないように横断的な体制確立が求められる。平成23年度橋渡しに福祉部地域福祉課にトータルサポート担当を設置した。子どもから高齢者までの各課と兼任しながら調整を図っている。庁内連携を促進するツールとしてMabe-Sheet、Feedback-Sheet、Joint-Sheet作成・周知・活用。~あなたの支援プランを作成します~支援員がお困りの内容をお聞きし、どのような支援が必要かをあなたと一緒に考え、具体的な支援のプランを寄り添いながら作成する。
 生活困窮者自立支援制度・自立相談支援機関の相談件数を伺い社会的孤立支援のチャートで、8050問題も含め喫緊の課題である。さらに相談として表面化、孤立の構図、家族の思い・家族支援(昨年11月に「ひだまりの会」の立ち上がり)、本人の思い・本人支援(まごのてイベント)、今後の課題として周知・教育部門との連携・就労以外の本人の役割獲得支援・家族支援と親の会設立。平成29年度に芦屋市行革で「全世代交流」を進め、様々な企業・団体等へのインタビューで新たな取り組みが生まれる可能性を共有している。
 終了後、伊丹空港から仙台空港、石巻市役所。時間も間に合い、午後6時から割烹小松でうしお会の新年会。

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