1月29日(水) 岡山県倉敷市

 昨日の雨が晴れ渡り倉敷市へ。こちらも天気が良く暖かい。石巻市は雨が降り心配だ。 
 さて、保健福祉委員会行政視察2日目。「倉敷市被災高齢者向け住宅再建支援事業(倉敷版リバースモゲージ型融資)についての調査項目。倉敷市議会佐藤伸生事務局長さんから、本市は、1967年(昭和42年)2月1日に倉敷・児島・玉島の旧3市が地域発展のため大合併。1971年(昭和46年) 都窪郡庄村を編入合併 、1972年(昭和47年)都窪郡茶屋町を編入合併、2005年(平成17年)8月には船穂町・真備町を合併、平成31年3月末現在で人口481,844人、世帯数210,828世帯、市域面積 355.63km2、名実ともに東瀬戸圏の拠点都市として発展を続けている。
 倉敷市建築部住宅課大本進課長さんから調査項目について、平成30年7月5日気象庁において異例の大雨特別警報が発表された倉敷市では、未曽有の大災害 が翌6日から8日にかけて豪雨災害が発生した。特に真備地区の高梁川水系小田川及びその支流である県管理河川では、8か 所で堤防決壊し、7か所で一部損壊・損傷し、約1,200ヘクタールが3日間にわたり 水没、住家が全壊4,645、半壊847、一部損壊369するなど大規模な洪水被害が発生し、市全体で59名(うち災害関連死7名)もの尊い命が失われる事態となった。
 平成30年7月豪雨で被災した方々に仮住まい提供(借り上げ型3,030戸、建設型255戸、応急修理1,024件)。次に、仮住まいから恒久住宅へ移行支援施策検討。困難とされる高齢者の住宅再建と元の居所に戻り元のコミュニティーへの帰還の2点に応えるためが、市と金融機関が連携して、リバースモーゲージ型の住宅再建融資を行った。
・利用できる人:平成30年7月豪雨により倉敷市内でり災し、満60歳以上で、倉敷市内で自ら居住する住宅を建設、購入または補修する人。金融機関の審査あり。
・制度の概要:利用者は毎月、利子のみを支払います。支払い額は市の補助により軽減され、生涯変わりません。利用者・連帯債務者の全員が死亡した時点で、相続人が元金を金融機関に一括返済。相続人が担保物件を売却して元金の返済に充てる場合には、担保の売却額を超える部分については、返済の必要はない。
 この制度の検証、建築研究所の分析を紹介「申込者の平均年齢は72歳、最年長は86歳。再建理由は住み慣れた土地に住みたいから70%、この制度がなかったら68%は持家再建を断念」。

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