5月10日(日)母の日

 FBやTwitterなどSNSが賑やかだ。それも、検察官の定年を引き上げる検察庁法の改正案を巡ってのことだ。「#検察庁法改正案に抗議します」とのハッシュタグをつけた著名人や政治家の投稿が相次ぎ、あっと言う間に250万件を超えた。三権分立が危いとのメッセージも多い。
 そもそも、1947年施行の検察庁法22条は、検事総長は65歳、検察官は63歳になる前日に退官すると定めている。検察官は大きな権限が与えられ、意思に反して罷免されないなどの身分保障も認められている。こうした特殊性からいち早く年齢が設定されたとみられる。これを官邸に近いとされる黒川弘務・東京高検検事長は、2月7日に退官予定だったところ、1月31日の閣議決定で定年が半年延びた。同法施行後初めてだ。検事総長に就任させる布石とも見られているからだ。ダメなものはダメというルールを後付けで変えることは絶対あってはならない。
 さて、今日は母の日だ。恒例の感謝で母に母と細やかなお祝い、妻とイベントに顔を出して義母の命日と母の日の墓参り。常道を守るように小さい頃教えていただいた。氏より育ちという声が聞こえて来そうだ。

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