8月25日(火)在り様の変化

 「三密」とはもともと仏教用語だそうだ。「身」「口」「意」の三つの世界の深奥をきわめる思想が、コロナウイルスの猖獗に転用されるとは、ブッタもびっくりするだろうと作家の五木寛之さんが「奇想転画異」で述べていた。そして、『コロナウイルスの不思議さは、その実害よりもはるかに大きな衝撃を世界に与えたことだ。社会的、経済的影響だけでなく、いや、それをはるかに超える大きな変化をこの世界にもたらしたと言っていい。ソーシャル・ディスタンスは単なる物理的な距離ではない。人が人を信じることができない世界を生み出したのだ。たとえそれが愛する家族や恋人であったとしても、ディスタンスは必要だ。』と。そう、何かが変わる。
 さて、焼香に伺い、午後から石巻市水産総合振興センターで、令和2年度第1回石巻かきブランド化事業委員会が開催され、全議案可決した。役員改選で引き続き相談役、事業計画では第19回石巻かき祭り開催が新型コロナウイルス感染症で厳しいので代替のPRイベントを開催することとなり、今後協議し11月23日に備えていく事になった。コロナ禍でのPR対応だ。14世紀ヨーロッパのペストの大流行は人々の心に大きな変化をもたらしたが、それ以上の変化になる。その真価が問われる。

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