6月8日(火)健全
日経春秋に『今となっては使う人がほとんどいなくなった格言に「健全なる精神は健全なる身体に宿る」がある。元は古代ローマの詩人ユウェナリスがつづった風刺詩だが、誤読・誤訳されて世界に広まった。先の大戦下で軍国主義の国々が若者に鍛錬を促すスローガンともなった。体が強健だと精神も強くなるというのは、いかにも非科学、かつ差別的で間違っている。』と先週、テニスの大坂なおみ選手の突然の告白に、感じた。
健全といえば、昨日、日本が世界に誇る国際観光都市・京都の門川大作市長から「このままでは10年以内に京都市の財政は破綻しかねない」。京都市は将来の借金返済のために積み立てている基金を取り崩す「禁じ手」を長年続けていて、このままでは数年後に底を付き、財政破綻する恐れがあると。京都市によると財政破綻した場合、国民健康保険料は一人当たり年間、およそ2万7000円増加。保育料は児童一人あたり、月約9000円増加など市民の負担が大幅に増えると見込まれているという。京都市民は、(もし破綻して)行政サービスがなくなるのはつらい。これから子どもができたら京都市に住むメリットがなくなると感じているというが、人ごとではない。
さて、午後から友人と懇談、財政や見えない市政などについて伺った。また、幅広くお話を伺いお願い事や頼まれ事も。健全になるには厳しい対処が必要だ。一丸となった取組みに期待したい。