6月29日(火)転換点

 曇り空の予報に反して朝から霧雨、そして雨降りへ。我が家の紫陽花が嬉しそうに微笑んでいるようにも見える。河北春秋(6/29)に『28年前のきょう、同じ火曜日だった。仙台…』で当時のことを思い出した。『28年前のきょう、同じ火曜日だった。仙台市役所で午前10時すぎに始まった市長定例記者会見。そこにトップの姿はなかった。収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕されたのだ。ゼネコン汚職事件の衝撃的な序幕だった。同年9月には当時の宮城県知事も逮捕され政界を巻き込む疑獄に。いまで言う「政治とカネ」。県と市は恥辱にまみれた。次のリーダーにのし掛かったのは「信頼回復」。市長を3期務めた故藤井黎さんがよく語っていた。「全国市長会で『仙台市長』と紹介されると一斉にブーイングが起き、つらい思いをした」。退任時は「住みたい都市の上位に選ばれるようになった」と感慨深げだった。知事を3期担った浅野史郎さんは初当選の経緯を「出生の秘密」と呼んだ。「あしき慣習を治療する宿命を背負った」と言い続け、改革の旗を振った。両者の手腕を巡る評価はさておき、1993年は県政、市政ともに大きな転換点だった。7月の市長選、秋の知事選につながる源流である28年前のきょう。当時の市長は会見で富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)の基本計画を公表するはずだった。2万年前の埋没林をそのまま保存公開する施設。事件の影響で報道は後回しに。資料を用意していた担当職員の複雑な表情が記憶に残る。』と。奇しくも、10時から新たな挑戦を開始し正午から久しぶりに「さくら会」。転換点の検証や石巻市の状況が浮き彫りになる。その後、NPO法人障碍児と共に歩む会の総会と今後について懇談。夕方から断捨離へと大胆に実施することになった。転換点は、我が家からしっかりと実施して行く。

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