9月24日(金)バランス
目覚めも良く快調にスタート。役所手続きなどこなして、午後から予定通り蛇田で待ち合わせ対応。自宅に戻ると、何ということでしょう。春に咲いた桜が再び咲いて満開になっていた。秋の花と言えば、コスモスや百日紅に彼岸花。中でもコスモスは「秋桜」と書きますが、秋に桜が咲くとは驚き。部屋に入ると宮城県知事から他年にわたり県政の発展・県民の福祉に御尽力されたことで地方自治功労賞の表彰案内をいただいた。
さて、SDGsの持続可能な開発を模索する中で、日本経済新聞に日経SDGsフォーラム 特別シンポジウム 「マインドフルネス for SDGs 」が掲載された。ビジネスパーソンの心と身体は日々の業務によるストレスをかかえている。心の健康と創造的思考を実現する科学的な「マインドフルネス」の価値と意義を、国内外の有識者を招聘し議論、情報発信するというもので大事なことだ。一方で、同紙春秋に興味深いコラム『大都会の特殊な滅菌室にとじ込められて、かろうじて命をつなぐアフリカ原産の小さなカエル。武装した警備隊らに四六時中監視されているキタシロサイ。「絶滅できない動物たち」(大下英津子訳)には、種を守るための壮絶な取り組みが、いくつも紹介されている。著者のM・R・オコナーは「脱絶滅」に挑む研究者たちに敬意を払いつつ、取材を重ねていくうちに大きな疑問を抱くようになった。「絶滅するに任せるべきだったのではないか」と。生き物を滅ぼすのと同じように、人間が救済すべき種を選別し延命する行為も、自然への干渉であり「生物圏を弄んでいる」というのだ。…』脱絶滅は善なる行為かという投げ掛けに、蜘蛛の巣に引っかかった蝶々の話を思い出した。自然という精巧なシステムのバランスこそ重要だ。難しいが、乗り越えなければならない。