10月15日(金)基盤
石巻日日新聞に財政難の件で不足する金額が報じられていたと。何と言っても財政基盤が盤石にしなければという意見をいただき、昨年7月に4人議員削減を議長宛に出したことをお話しさせて頂いた。何に関しても是々非々で臨んできた。衆議院議員選挙が19日に公示されるが、議員定数削減や1票の重み格差是正は実施されていないご都合主義だ。さらに、各党との公約は給付金や減税を競っている。日本経済新聞には、『与野党、成長なき大盤振る舞い 賢い支出・改革の競争を』と指摘されている。『与野党は31日投開票の衆院選に向け、経済政策で競うように「分配」を掲げる。国全体で稼いだ富を、もっと中間層や低所得者に配るべきだとの主張だ。しかし、その前提となる国の富をどう増やすかはどの党も明確に示していない。高成長の時代と同じ発想で分配すれば、成長せずに借金が膨らむだけだ。…』と。選挙意識のワイズ・スペンディング(賢い支出)をおざなりにしている。社説にも『大盤振る舞いを競う経済論戦でいいのか』と巨額の財政支出に走るバラマキは無責任で費用対効果や財源も顧みずと厳しい論調は同感だ。
歩いてみて、盛り上がっていない中だが、冷ややかに岸田総理の自民党総裁選の公約として掲げ「新しい資本主義」やら「成長と分配の好循環」の目玉の策と位置づけた金融所得課税の強化の方針はどこへ、お金持ちほど所得総額の割に税の負担率が下がる実態を踏まえ「1億円の壁を打破する」はどこへ。先に矢野康治財務事務次官の論文だが、財政の持続可能性を保つことは極めて重要であるので事務方として当然のことを主張している。あとの政治的判断は前述のことを議論して決定ということで、基盤をグリーン化やデジタル化を実施してバランスを図るべきだと思う。国民として、短期決戦での言動行動を注視して賢明な判断をして欲しい。