11月5日(金)学ぶ

 2017年9月に発足した人生100年時代構想会議は、2018年6月に「人づくり革命 基本構想」を発表した。いわゆるキャリアアップ・キャリアチェンジにつながる社会を作るために、学校を卒業した後もスキルを身に付ける「アップデート」のための社会人の学び直し(リカレント教育)の重要性が説かれ、産学連携による社会人の学び直しを支援する方針が打ち出された。よく勉強不足だという声を聞くが、まさにスキルアップなどのアップデートされないままが多く、現状を踏まえ先の市長選の公約にもリカレント教育を示した。例えば、企業の提供する「学び機会」の場合、仕事を通じて知識や技術を身に付けるOJT、仕事を離れて研修などで学ぶOff-JT、そして仕事の幅が広がるなどのレベルアップを指すことが大事だ。現に、自分も息子との会話でジェネレーションギャップやスキルアップを強く感じて自己啓発にチャレンジしている。今後ますます働き方改革の推進によって労働時間は縮減し、休暇取得も拡充してくる中でチャンスを活かす必要がある。
 さて、亡きと父に「一生勉強だ」と言われて育った。大学から地元に戻り、「宮城県青年の船」に乗船して当時の宮城県知事山本壮一郎さんから座右の銘となる「耕不盡」をご教授いただいた。一生勉強精進していかなければならない。本日は、「津波防災の日」で仙台市の津波避難訓練の模様がニュースになっていた。また、東日本大震災の被災地を巡るバスツアーが11月下旬から始まるのを前に、プレツアーで石巻市、東松島市、女川町の震災遺構や伝承施設を巡りが実施された。常に実践のための訓練や学びが重要だ。学びは奥が深くゴールはない。

コメントは受け付けていません