11月6日(土)活性化策

 日本経済新聞1面に『漁業「6次化」で価値創造 徳島、市場2割拡大 データで読む地域再生』に先進地事例が掲載された。1次産業の漁業者が「捕ったものを売る」から「売れるものを創る」へと姿勢を転換し、活性化につなげている地域がある。2次産業の食品加工や3次産業の流通・販売までを一手に担うことから、すべての数字を掛け合わせて「6次化」の取り組みだが、漁協現職時代に取り組んだり、パネリストとして発言したこともあった。6次化に販売から代金回収まで大きくなればなるほど専門性が必要となってノウハウ等、結局分業へと戻ってしまった。それでも、消費者の「魚離れ」や資源減少などを背景に各地で漁業産出額の減少傾向が続く中で2019年の漁業産出額1兆4,676億円とピーク時1982年の2兆9,577億円で4割減の右肩下がりの水準となっている。6次化の1位は和歌山県(37.1%)、2位徳島県(29.5%)、3位三重県(28.7%)、4位広島県(25.8%)、5位宮崎県(25.4%)となっている。ビジネスモデルとして研究してみたい。
 さて、ご案内いただき「第7回ナリサワ特選美術品感謝セール」を見学。棟方志功の版画や文化勲章受賞者・文化功労者・人間国宝者の日本画、洋画、陶器、彫刻、「名探偵コナン」セルなど。目の保養になった。午後からは、活性化策として石巻市内で取り組む「まちゼミ」。得する街のゼミナール、略して〝まちゼミ〟とはお店の方が講師となり、プロならではの専門的な知識や情報、コツ、また趣味の楽しみなどを無料で受講者(お客様)にお伝えする少人数制(2~7人)のゼミ。 各個店内で実施する講座を通じて店主やスタッフとお客様のコミュミケーションの場から、信頼関係を築くことを目的とした事業で『お客様』『お店』『地域』〝三方よし〟の人と人との対面によるコミュニケーション事業。初の石巻市内での取り組みの件で懇談。何かを模索し挑戦・実践することが重要だ。

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