11月17日(水)変革へ

 東日本大震災で日常が突如として失われる経験をした。妹、甥っ子達、親戚や友人達まで失い、ライフラインも途絶え蝋燭で自宅で暮らしインフラもかなりの時間・日数を要した。昨年からは、新型コロナウイルス禍で社会を取り巻く環境が一変した。再び日常が失われ人々の意識が大きく変わった。これまでの固定観念から人権問題や気候変動への対応強化は、NHKの朝ドラ、COP26で世界がひとつになって取り組む気候変動対策など世界各国も規制を厳しくする。企業も環境や社会を犠牲にしては受け入れられない。この社会課題解決をするのが、SDGs経営だ。さらにDXと併せて、この経営が変革への取り組みをしっかりと実施して新常態に対応するのだ。
 さて、「商業捕鯨の今後の展望」と捕鯨産業を維持するために必要な「くじらのまちづくり」をテーマとし、関係自治体が鯨文化を盛り上げる機運を醸成することを目的として『全国鯨フォーラム2021石巻』がマルホンまきあーとテラスで開催、全国の捕鯨関係者や観光や教育に携わる人たちなど約270人出席し、専門家や地元の人たちが、捕鯨を観光や経済の発展にどう生かすかについて議論した。このフォーラムは、平成19年に石巻市からスタートし、捕鯨に縁のある自治体が持ち回りで開催しており、14年ぶりに石巻市での開催だ。捕鯨の歴史、川柳やポスターなどの展示を見学した。14年前には料理や体験するコーナーなど多彩だったように感じた。14年経過して新しい動きや1960年代のピーク時から100分の1に減少しさらに30年ぶりにIWC脱退2年で食文化も変わってきている中で、今後の取り組みなど変革を求めたい。踏襲する部分と変化に対応することなどが求められる。恐れずチャレンジだ。

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