11月25日(木)社倉

 日本経済新聞春秋に『江戸時代、飢饉に備えて米を蓄える「社倉」という制度があった。いざという時に藩が備蓄する米を低利で貸し出し、庶民を救済する。困窮者には無償で支給した。中国の先例を参考にこの仕組みを考えたのは会津藩主、保科正之。経済に明るく、名君として名を残す。藩主自らの手による家訓には「社倉は民のためにこれを置き、永く利せんとするものなり、(略)これを他用すべからず」とある。…』備えあればということだ。朝、コロナで米あまりに加えて今年の豊作でさらに拍車が掛かって米価格が下落しているという報道があった。既に新米も出て古米や古々米が倉庫に….。1960年代のピークから比べると1人当たりの食べる量が半減しているという。米を中国など輸出対策を講じている自治体も紹介されていた。ゆゆしき問題だ。
 さて、政府は高止まりする原油価格への対応策として、石油の国家備蓄の放出などを決めたが、宮城県内の漁業者からは燃料費が安くなる目に見える支援をお願いしたいという声が聞かれたと。国内には民間の備蓄分を含め242日分の石油備蓄があり、岸田総理は国家備蓄の数日分を売却するほか、農業、漁業などに対する業種別の対策を行っていくと表明したが、具体策が見えずどのように対応していくのか見えない。それにしても242日分とは大きい。本日は寄らいん牡鹿からご案内をいただいていたが、さくら会があったので失礼した。地域を取り巻く環境が厳しい中、未然に犯罪を防ぐ必要がある。財政危機も含め社倉が重要だ。改めて是々非々、チャレンジして行く。

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