10月21日(金)観光魅力度ランキング
昨日の外国為替市場で円相場が下落し、一時1ドル=150円の節目を1990年8月以来32年ぶりに下回った。かつてほど円安で輸出は伸びなくなり、むしろ資源高で輸入コストが膨らむデメリットが目立つ。行きすぎた「安いニッポン」が人材や資本の日本離れを招き、国力の一段の低下につながるリスクをはらむ、さらに本日の外国為替市場で円安・ドル高が進み、一時1ドル=151円台と1990年8月以来32年ぶりの円安水準を更新したと日本経済新聞。宿泊した大阪新阪急ホテルと朝付近を歩くとキャリーバッグを引きずる外国人観光客の方々とあった。今年5月に「世界経済フォーラム」が発表した「観光の魅力度ランキング」で、日本は1位を獲得した。 続いて2位に米国、3位にスペイン、4位にフランス、5位ドイツの順。日本が選ばれた高い評価を得ることができたのは航空、陸上、港湾の交通インフラ、世界遺産や大型スポーツ施設などの文化資源のほか、社会・経済的レジリエンス(強靭性)など。半面、評価が伸びなかった項目は、気候変動対策などの環境の持続可能性、移動や観光に関するデジタルプラットフォームの提供などのICT分野、観光予算の割合などの政策・投資の優先度、ビザ(査証)の要件といった国際的な開放度などだったと観光経済新聞。さらに拍車を掛け、百貨店や外食業界では、日本での買い物が割安になる円安が追い風になると、期待が高まっているという。真に高いニッポンの在りし日にするため国際的な解放度など伸びなかった点を改善して不動なもの、インバウンド対策を講じる必要があると移動しながら感じた。